奈良県生駒市で真夏の家族写真撮影
本日は真夏の家族写真撮影より、奈良県は生駒市のご自宅へご家族・親族が集まっているお盆の集まりに混ぜていただきました。
赤ちゃんが生まれて、夏のお盆に親戚一同みんなで集合!
そういえば僕の家にも昔、僕が生まれたころはおばあちゃんの家にみんなで集まっていたみたいです。
人間って生まれたときや、愛を一番注いでもらっていたときの記憶がありません。一番肝心なときなのに!(笑)
こうやって一枚でも写真で何か残っていたら、その時の空気や匂いまで何十年後にまで伝えられるかどうかはわからないけれども、少しでも思い返せる資料と言うと何か企業みたいですが(笑)写真って思い出の品やったり、家やったりと同じで、その時を完全にフィードバックさせることは難しいかもしれませんが、何か感じなおしてもらえるひとつのきっかけになれればいいなぁと思います。
僕ももっとこんな写真あったら、思いとどまったとき、悩んだとき、少しでも気持ちが楽になったかもしれませんねー。
だからこそ、残してゆきたい。写真撮影はいつも目的がある方へ(ポリシー)
生まれてすぐの赤ちゃん
思えば僕の時代のこの手の写真って、親父が大阪のおばあちゃんの家(親父の実家)でフィルムインスタントカメラで適当に撮った写真しか残ってないけど(笑)こうして色んな表情があるのって、赤ちゃんの体験として何十年後を考えたときに、どうなるんだろう?
まだまだわからないことだらけですが、ずっと人を撮ってきた写真家として、全国各地で好評をいただいている以上、これはチャレンジすべき撮影だと思っています。
(2011年 中南米キューバ、ハバナ市街地にて撮影:寺川昌宏)
カメラマンより写真家として
話は少しそれて、僕がカメラマンとして商業写真の撮影をはじめたのは、結婚式がはじまりでした。
しかしそれより前に自分のルーツを思い返すと、キャノンの一眼レフカメラを持って世界中を旅しながら、上の写真みたいに子供や道端の人を撮ることが何よりの楽しみで生き甲斐で、作品として作っては、どこかで少し展示させていただいたり、ずっと商業写真を続けてきたとはいえども、自分の中で家族や子供を残してきたっていうのは、今思えば何も変わってないんじゃないかなって思います。
(2016年 中南米キューバ、トリニダー市街地(世界遺産)で写真撮影:寺川昌宏)
家族の写真が教えてくれた人のあたたかさ
何だか僕は写真を通して、また旅を通して色んなことを教わってきた気がします。
知らない国で知らない人に出会う。そこには笑顔だったり、ちょっと緊張した雰囲気があったり、アジア人としての見られ方だったり、そんな空気の中を経て、音楽の楽しい空間や、結婚式や前撮り、家族写真で、人々の喜怒哀楽に育てていただきました。
よく考えると、やっていることは昔から変わっているようで、何も変わっていない気がします。
と思えたのは、夏の出張費無料で日本全国を駆け巡る撮影ツアーを行って、見事にそこに昔の自分がリンクしたということ。
お父さんもお母さんも、家族で赤ちゃんと一緒に
もちろん旅写真家時代と違って、お金をいただいているので(笑)作品撮りではないんだけど、何だか自分にフィットする感じがします。結婚式の写真は一度きり、でも子供さんが生まれたりしてまた撮影をご依頼くださることもあるけど、そこからひとつの家族の、普通のお家で何気ない日常を残してゆくとは、一体どういうことなんだろう?
まだまだわからないことも沢山あるのですが、お写真をご覧いただいた喜んでいただけるご家族がいる限り、気持ちをこめて一つずつお写真を残してゆきたいと日々感じます。
おばあちゃんと一緒に
おばあちゃんはどんな人だったんだろう?
でもきっと、一緒に撮りたかったはずやねん、当たり前やねんけど。
いつか、夢の中ででもええから、出会えますように。
色んな人の愛に触れれますように
これからどんな人に出会うんだろう?どんなことがあるんだろう?
僕自身も、生きてゆくことに沢山の不安があるけど、不安で仕方がないときは、とりあえずワクワクしておくしかないですよね(笑)
でも今思えば、過去のしんどいことも、笑えるじゃないですか。
そこに1枚ええ感じの家族写真があったら、お茶の間ももう少し笑い声が聞こえてきてほしいなぁとか思っちゃうわけです。ごめんなさい、欲しがりで(笑)
さて今回の奈良の生駒市での赤ちゃんとご家族の写真撮影。これはシリーズ化されながら、マタニティフォト、年末の写真撮影へと続いてゆきます。
カメラマンが撮った写真で、カメラマンの言葉で綴っているブログ。
今後とも楽しく見ていただければ嬉しいです ^ ^
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